管理人さん
FX用語解説です。 為替の動きでよく耳にするショートカバー・ロングカバーについて解説します。 動きの特徴の一つなのでFXだけでなくバイナリーオプションの攻略にも役立つはずです

ショート(ロング)カバーとは

20170912e
今朝(2017年9月12日)のニュースでは「ショートカバー」「ショートカバー」という単語が目立ちました。

北朝鮮リスクの話題とアメリカのハリケーンの話題で大きく下落が進んでいたのですが、その2点が同時に緩和されるニュースが流れて一気に回復に向かったというストーリーです。

ショートカバーとは

ショートカバー

ショートカバーというのは、「売られた分の買戻し」の事を指します。

ショートポジションを買い戻したという意味です。

ポジションとは?FX・為替用語を初心者向けに解説

例えば上の画像はたった今みたドル円相場です。1から2へ大きく売られて、その後3まで戻っています。

この時注目なのは1と同じくらいの値まで戻ったという事です。このような動きは頻繁に見られます。 つまり、バイナリーオプションではショートカバーが入った時の3の値でLOWを狙うという攻略法が考えられます。

逆に買われていたのが売られた場合は、”ロングカバー”です。

では、何故「買戻し」や「ポジションの調整」では無く、「ショートカバー」という言葉を使うのは何故でしょうか?

ショートカバーと使われる時

ショートカバーという言葉が使われる時は、「為替(市場)の動きを解説する時」です。

例えば自分自身が「売り(ショート)」ポジションを持っていて、決算した時に「ショートカバーした」とは言わないです。

また、利益が出ていたのを決算する場合は「利益確定」といったり、損益が出て決算する場合は「損切り」です。

ショートカバーの場合は、個人では無く全体の動きを解説する場合に使われます。

また、利益が出てるとか損失がどうとかは関係なく、多くの人の売られたショートポジションが、買い戻されたというニュアンスで使われます。