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トレンドラインの引きかた(基本編)チャネルラインとは

 

torendy今回は、トレンドラインについて、お話しします。
トレンドラインは、ボリンジャーバンドや一目均衡表と違い、FXやバイナリ―オプションの業者さんがテクニカル分析ツールとして提供してくれるものではなく、自分でラインを引かなければいけません。

ですから、人によってもトレンドラインの引き方が違いますし、引いても機能するラインと、機能しないラインがあります。ただ、トレンドラインだけを使って、大儲けしている方もいますし、ぴったりはまったラインが引けた時は、結構うれしいものです。皆さんも、今回基本的なトレンドラインの引き方を勉強してみましょう。

下落相場でのトレンドラインの引き方

下落相場では、高値と高値を結びます。
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表① 豪ドル米ドル 1時間足チャート (赤:陽線 青:陰線)

上のチャートは、2015年11月25日以降の豪ドル米ドル、1時間足チャートですが、白のラインのように、Aの高値のひげととBの高値のひげを結んでラインを引きます。
そして、このトレンドラインをAの0.72826を高値とする下落トレンドのレジスタンスラインとして捉え、ローソク足がトレンドライン付近まで上昇してきた時には、売り(Low)でエントリーします。もし、このトレンドラインをローソク足が上抜けした場合は、下落トレンドの終わりの可能性あり!、と捉えます。
今回、上のチャートでは、11月27日03:00台に、このトレンドラインに上昇を跳ね返され、10:00台にも跳ね返されていることが分かりますね。これによって、このラインの引き方が正しく、トレンドラインが効いていることが分かります。

上昇相場でのトレンドラインの引き方

上昇相場では、安値と安値を結びます。
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表② ユーロ円 5分足チャート (赤:陽線 青:陰線)

上のチャートは、2015年11月23日のユーロ円5分足チャートですが、上のチャートの水色のラインのように、安値130円573銭と安値130円706銭を結んでラインを引きます。
そして、この水色のトレンドラインを今回の130円573銭を下値とする上昇トレンドのサポートラインとして捉え、ローソク足がトレンドラインまで落ちてきた時には、買い(High)でエントリーします。もし、このトレンドラインをローソク足が下抜けた場合には、上昇トレンドの終わりの可能性あり!、と捉えます。

それでは、実際に検証してみます。
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表③ ユーロ円 5分足チャート (赤:陽線 青:陰線)

17:00台に131円034銭の高値をつけその後下落。18:00台に130円77銭で、水色のトレンドライン(サポートライン)に跳ね返され、再び上昇に転じているのが分かります。
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表④ ユーロ円 5分足チャート (赤:陽線 青:陰線)

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表⑤ 上のチャート緑の枠の拡大

20:00台に入ってローソク足が、長めの陰線を形成し(A)、トレンドの終わりの可能性を示唆しています。この時、大切なことは、次のローソク足(B)です。もし、次の足(B)が完全にトレンドラインの下に潜り込んでしまったら、そこで撤退しますが、今回は下ひげを引いて、陽線でトレンドラインの上に乗ってきています。下ひげ陽線ですから、反転の可能性と捉え、ここは待ち!です。ポイントとして、トレンドラインを割り込んでも、完全にローソク足が出来上がるまでは、判断してはいけない、ということを覚えておいて下さい。もし、まだトレードに慣れていなくて怖いようであれば、もちろん、トレンドラインを割り込んだ時に撤退して、利益確定でも良いと思います。
また、半分だけ利確という手もあります。
その後の動きを観察すると、ローソク足のひげの部分はトレンドラインの下に出るものの、実体部分はトレンドラインの上でサポートされています。
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表⑥ ユーロ円 5分足チャート (赤:陽線 青:陰線)

21時台に入り、再びトレンドラインの上で堅調に推移し、17:00台につけた高値を更新します。
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表⑦ ユーロ円 5分足チャート (赤:陽線 青:陰線)

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表⑧ 緑の枠の拡大

22時台に入り、再び陰線(A)をつけ、トレンドラインの下に割り込んできました。先ほども言いましたが、次の足(B)が肝心で、その足型が確定するのを待つと、下ひげ陽線を形成し、再び上昇を示唆します。ただし先ほどと違い、トレンドライン(サポートライン)が今度はレジスタンスラインとして、下ひげ陽線(B)の頭を抑えてしまいました。ここで、「そろそろ、今回のトレンドは終わりかも?」と撤退の準備をしつつ、下ひげ陽線なので、更に次のローソク足(C)の形成を待ちます。すると今度はCのローソク足は上ひげ陽線で、上からの下押し圧力もトレンドライン上で確認できました。「やはり、トレンドの終わりが近いかも?」とサインが出るのを待ちます。
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表⑨ ユーロ円 5分足チャート (赤:陽線 青:陰線)

そして、23:00台に入り、今度は上ひげ陰線を引いて、再びトレンドラインを割り込んでいきます。そして、22時台につけた直近安値は割り込んできたので、下へのリスクの高まりををここで感じ、撤退を決意しなければいけません。そして、その後、下落トレンドが形成されていきます。
このように、トレンドラインの上に乗っている間は、落ちてきたところを、買い(HIGH)で入れば良いですが、トレンドラインを割ってきた時の見極めがポイントとなってきます。あくまで、損をしないことが一番のポイントとなりますので、トレンドラインを割ってきた時に途中で撤退することも、もちろん勝利であり、大事な資金管理の方法ですから、不安を感じるようであれば、すぐに撤退しましょう。

相場は3つしかない

相場は、下落相場、上昇相場、レンジ相場の3つしかありません。ですから、トレンドラインは、この相場の移り目を敏感にキャッチするには有効的な手段だと思われます。

結構すごいぞ!トレンドライン

そんなに、トレンドラインがトレードの役に立つのか?と思っている方もいらっしゃると思いますが、現在はパソコンが普及し、チャートを出せば、色々な分析ツールが使え、大変便利な環境で我々はトレードできていますが、以前は、方眼紙にチャートを書いて、ラインを引いて、分析していたので、ベテランのディラ-さん達は、トレンドラインで分析するのが好きな方が多いと思われますし、今も方眼紙に自分でチャートを書かれている方も大勢います。それだけ、信用している方も多いということですね。
例えば、直近のチャートで、トレンドラインの凄いお話ししますと・・
表⑩ ユーロドル 月足チャート (白:陽線 黒:陰線)

これは、月足のユーロドルのチャートになりますが、皆さん、なかなか月足チャートなんて見ていないですよね。先日のECB理事会・その後のドラギ総裁の会見で、大きくやられてしまった方もいらっしゃると思いますが、それは、プロやヘッジファンドも同じです。多くのトレードをしている人々が、ユーロドルはパリティー(1.0000)を目指すと思っていたわけですから・・。
ところが、2000年10月安値と2001年7月安値を結んだトレンドラインは、2002年の下落場面を跳ね返し、その後、ユーロドルは上昇相場となりましたが、今年2015年の3月、4月にも下落を跳ね返し、更に先月11月、そして、今回のECB理事会の場面でも、見事に跳ね返しているのです。
これを見たら、トレンドラインの凄さがお分かり頂けると思います。

一番いいラインを自分で見つけよう!

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表⑪ NZドル米ドル 日足チャート (赤:陽線 青:陰線)

トレンドラインの引き方が分からない、という意見をよく耳にします。そう言う方には、とにかく何本も引くこと、そして、新しいラインを引き直した場合でも、過去のラインを消さないこと、をアドバイスしています。
2点の高値、2点の安値を結んで、そのトレンドラインに沿う形で上昇あるいは下落する場合もありますが、なかなかしっくりとしたラインが引けない場合は、プロでも何本ものラインを引き直します。これを繰り返しているうちに、引き方のコツが分かったり、しっくりとしたラインが引けるようになったりします。
上のチャートは、ニュージーランドドル米ドルの日足チャートですが、下落トレンドの場面で、実際にトレードした足跡です。まずは、AとBを結んで白いトレンドラインを引きました。順調に下落トレンドは継続し、Cのポイントで一旦上昇するものの、翌日は窓を開けて下落を再開しました。売りの圧力が強いと感じたため、今度は2本目のライン、BとCを結んで黄色いラインのトレンドラインを引き直しました。7月半ばから、この通貨ペアは、一旦レンジ相場となり、Eのポイントで、黄色いトレンドラインに跳ね返されるものの、結局、黄色のトレンドラインを上抜け、白いトレンドラインに接近。この場面でも一旦、Fのポイントで白のトレンドラインに跳ね返され再び下落。ただし、今度は黄色いトレンドラインがサポートするような感じで下落しているのが分かります。その後、再び横ばいを続ける形で白いトレントラインを上抜けDのポイントまで上昇します。そしてその翌日が皆さん記憶に残っている8月24日の株価暴落、ドル円が116円まで3円一気に下落した日です。ここで再びAとDを結んで水色のトレンドラインを引きます。9月半ばにはGのポイントで一度水色のトレンドライン接近するものの、再び下落。しかしその後、再び横ばい推移を続ける形で、水色のトレンドラインを上抜け、直近高値Gの水準を上抜け(ピンクのライン)、下落トレンドが終わり、ニュージーランドドル米ドルは上昇していくことになります。
このような感じで、トレンドが続いている限り、何本でもトレンドラインを引いてみて、トレードに役立てて下さい。

チャネルラインって何?

よくチャンネルラインと言っている方、あるいは書かれている方を見かけますが、「チャンネル」ではなく、「チャネル」ですので、間違わないで下さいね。
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表⑫ ユーロ円 日足チャート (赤:陽線 青:陰線)

上のチャートはユーロ円のチャートですが、下落トレンドなので、まずは、Aのトレンドラインを引きます。
次にAのラインに平行になるようにEの安値を基準にラインを引きます。これをチャネルラインと言います。これは安値目途を探る為に引くラインです。その後、Aのラインをブレイクし、Aのトレンドラインがしっくりこないと考え、更にCのラインを引きます。そして、同じようにFのポイントでDのチャネルラインを引きます。大まかではありますが、DやBのチャネルラインがサポートラインのように、機能しているように見えます。
これによって、チャネルラインのポイントで、逆張りを推奨する方や、本なども多く見かけますが、私はお勧めしません。理由は簡単で、これがレンジ相場であれば、上のレジストラインでも下のサポートラインでも逆張りのトレードは良いと思いますが、トレンドの出ている、言わば強い相場の時にリスクの高い逆張りを試みるのことが、私には理解できません。
ですから、私は、チャネルラインは引きません。あくまで、上昇トレンドの時は買い(HIGH)から、下落トレンドの時は売り(LOW)からのエントリーがリスク軽減になると思っています。もしそれでも、逆張りしたい場合は、チャネルラインで逆張りよりも、直近高値や安値、もみ合ったチャートポイントなどでの逆張りのほうが効果的だと思っています。

皆さんもたくさん実際にラインを引いて、トレンドラインを使ってみて下さい。


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