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FX用語の解説です

FXで言う所の、ポジションとは?

よく、為替関連の話題になると「ポジションを持っている人が多く」とか「ポジションを手放して」とかって言い方をしますが、そもそもポジションって何なの?という場合は話についていけません。

FXは簡単に言うと、

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例えば「ドル/円」が今後上がりそうだと思った時に、「ドル/円」を買い、上がった段階で「売る」事で利益になる

というのは分かりますよね。

この買ってから手放すまでの間が「ポジションを持っている状態」です。

FXで言う所の「買い」や「売り」「決算」「注文」「ポジション」をまとめる

先ほどは、「ポジション」の説明をする事を第一として、良かれと思って「ドル円を買う」という表現をしてしまいましたが、これが最初の頃は意外と混乱するのでまとめておきますね。

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まず、先ほどの例えで「下がる」と予想した場合、FXは「売る」事からスタートも出来ます。

これが最初はややこしい。 高い所で売って、安い所で買うと利益になる・・? ピンと来ない。

なので、「買い」を注文する・「売る」を注文する という風に「注文」という言葉に言い換えた方が分かりやすいです。

注文中の事を、ポジションを持っている状態といいます。

ロングポジションとショートポジション

ついでに言っておくと、「買い」はロング、「売り」はショートと呼びますので、

「ドル円買い」の注文をを「ロングポジション」
「ドル円売り」の注文を「ショートポジション」

というわけですね。

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糞ポジチェッカーと言われるONDAのこれが分かりやすい。

これはリアルタイムでの注文(予約)と、既に購入済みの「ポジション」の様子を表したものです。 見慣れない図で抵抗あるかもしれませんがよく見ると簡単だし今までに説明した単語だけで構成されています。

左は、例えば今109.52円ですが、〇〇円になったら売るよ(左)買うよ(右)という予約注文の事ですね。 109円では「売り」も「買い」も一定数いるのは、「ここまで下がったらもっと下がる」と予測している人と、「ここまで下がったら上がるでしょう」と予測する人がいるって事なのです。

右側が今回話題となっている「ポジション」。 ポジションというのは既に注文済のものという事でしたよね。 例えば109円では「ロング」も「ショート」もグラフが大きくなっていますが、これは109円でポジションを持った人が多い(正確には金額が大きい)という事です。

ポジションを手放すとかの真意

ニュースや話題で「ロングポジションが溜まってるから」とか「手放したから」というのは、

例えば同じ1ドル109円というドル円の値だったとして、多くの人が「ロングポジションを抱えた状態の109円」と、「ショートポジションを多く抱えた状態の109円」とでは状況が違うのでそういう言い方をされます。 (というと、一瞬「ん?」となるので、「一時的な意味で」「短期取引の人達の」と考えましょう)

今現在、「ロングポジションを多く抱えた状態」であれば、それを一気に手放されたら、売りの勢いが強くなりますよね。 為替が大きく動いた時に、「何があったんだろう?」と分析した際に、

「ショートポジションの注文が新しく入って下がったのか」「溜まっていたロングポジションが手放されたから下がったのか」って違いますよね。

そういう解説のときなんかに「ポジション」という単語がよく登場するわけです。