10月2日金曜日、日本時間21:30に発表された米国雇用統計の発表は、久々に市場予想と大きくかけ離れた結果となりました。
↓↓↓ 9月非農業部門雇用者数は前月比14万2000人増(市場予想平均は前月比20万1000人増)
⇒⇒⇒ 9月失業率は5.1%(市場予想平均の5.1%)
↓↓↓ 9月平均時給は前月比±0(市場予想平均は前月比0.2%増)
↓↓↓ 8月分は17万3000人増→13万6000人増に下方修正
↓↓↓ 7月分は24万5000人増→22万3000人増に下方修正
以上のような雇用統計の悪い結果により、ドル円は大きく下落しました。
ジブリの呪いとは?
この日は、日本テレビで21:00から金曜ロードショー、スタジオジブリの「ハウルの動く城」が放送されました。
最近FXやバイナリ―オプションの取り引きを始められた方は、米国雇用統計が、毎月発表される経済指標の中で、とても重要な指標であることは、もう既にご存知かもしれませんが、この米国雇用統計の発表とジブリ映画の関係をご存知でしたか?
実は、米国雇用統計の発表と、日テレでジブリ映画が放映される日が重なると、雇用統計の結果を受けて大きく相場が荒れるのです(何故か不思議に・・)。
この現象・この都市伝説を、“ジブリの法則”とか“ジブリの呪い”とトレードしている人々の間では呼ばれています。
ドル円5分足(青:陰線 赤:陽線) 10月2日 21:00~22:00
今回皆さん、既にご存知の通り、雇用統計の結果を受けて、ドル円は簡単に1円以上ドスンと落ちたわけで・・・。
最近、日本テレビが、米国雇用統計の日にジブリを放送しなくなったので、意識的に雇用統計発表の日は避け、別の金曜日に放送するようになったのでは?と勝手に思っていましたが、今回、久しぶりの雇用統計とジブリが重なるということでワクワクしていました。更に、「今回は良い結果になるだろう」、との事前予想も更にワクワク感を掻きたてるもので、もちろん私は雇用統計の発表前に、法則通り、下落の方向でエントリー!。結果は上のチャートが示す通りです。
久々の“ジブリの呪い”とあって、テレビ東京で23:00から放送のワールドビジネスサテライトでも、雇用統計の結果とともに、この“ジブリの呪い”についてもふれていました。
以前は頻繁にジブリの放映と米国雇用統計発表の日が重なり、その度にマーケットが荒れていたので、この法則について、アメリカのウォールストリートジャーナルでも取りあげられ、
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2013/08/05/the-curse-of-ghibli-and-balus-fans-strike-again/
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323451804578642561445230042
2010年以降、雇用統計の発表とジブリの放映が重なったのは10回で、そのうち9回で統計は予想より弱い結果を示した、とレポートしています。
この法則について、日本テレビ側もジブリ側もコメントは控えましたが、結構大きな騒ぎになったことから、米国雇用統計発表の日とジブリの放映の日が重ならなくなっていったので、やっぱり意識しているのだろうな~と思っていました。
今回も、他局のテレ東が”ジブリの呪い”を扱ったことで、また米国雇用統計発表の日に、ジブリは放送しにくくなったかもしれませんね。
個人的には、また忘れた頃に放映して頂きたいものです。これだけ確率の高いアノマリーですから・・。
もちろん、皆さん
信じるか、信じないかはあなた次第です。