レジサポラインの引き方(チャートポイントの探し方)
管理人さん

本サイトでは、レジサポラインを制する者はバイナリーオプションを制す!と言い続けています。

ラインの事をFXではチャートポイントと呼ばれていますのでチャートポイントの解説と、実際にどんな値でラインを引けばよいのか? をまとめました。

チャートポイントとは

チャートポイントとは
ラインを引く値の事を、チャートポイントと呼びます。 (MT4でラインの事は、Horizontal lineといいます)

タイトルにあるレジサポラインとは、レジスタンスラインとサポートラインの事で、FXでもバイナリーオプションでもチャートポイントを決めて取引をします。当サイトの「レジサポラインを制する者はバイナリーオプションを制す!」をまずお読みください。

最近は、アルゴリズム取引と言われるようなコンピューターによる取引きもありますが、指示・入力するのは人間ですから、やはり人間の心理がトレードには大きく左右します。

  • ここまで下がったら買おう
  • ここまで上がったら撤退しよう
  • ここまで上がったら利益確定しよう
  • ここまで下がったら損切りしよう

このような人間の心理が多く重なり合う値(価格)がチャートポイントといいます。

チャートポイントでは何が起こるのか

チャートポイントには、

  1. 買いの新規オーダー
  2. 売りの新規オーダー
  3. 買いの損切りオーダー
  4. 売りの損切りオーダー
  5. 買いの利益確定オーダー
  6. 売りの利益確定オーダー

の6種類があります。

損切りは、これ以上損をしないように損をした状態でも決算をする事。 利益確定は、得をした状態で決算をして利益を確定する事です。

それぞれ、「もっと待っていれば上がるかもしれない、下がるかもしれない」という思惑がある中、何かを目安にして決断しなくてはならないのが為替取引です。

下落局面では・・

下落局面での心理

新規買いしようとする心理
安く買って高く売る為に、下がるのを待って買おうとしている人は、110円まで下がったら「買おう」と待っています。
新規売りしようとする心理
逆に110円まで下がったら一気に相場が下落に転換すると予測して、ここまで下がったら「売ろう」と待っています。(厳密には110円を割ったら・・と考える人が多いです)
利益確定しようとする心理
例えば1の値で「売り」ポジションを持った人は(一度予想に反して少し上がりましたが結果下がってきて)、現在利益が出ています。 出来れば下がりきった所で利益を確定したい所。 これ以上は下がらないだろうと予測出来るのは、以前下げ止まったし、キリの良い110円ちょうどまで下がったら利益を確定しよう(逆なので「買い」オーダー)と思っています。
損切りしようとする心理
例えば1の値で「買い」ポジションを持った人は現在損をしています。待っていればまた上がるかもしれないけど、110円まで下がったらもうこれ以上損をしないよう決算しようと思っています。(厳密には110円を割ったら・・と考える人が多いです)

上昇局面は逆です。

思惑は人それぞれでも、チャートポイントにいるのは、売りたい人と買いたい人の2種類だけで、売買が盛んになります。

よく読んだ方は気づいたと思いますが、この中で「売り」をしようとしている人は「新規売り」「損切り」の2種類。 そのどちらも「(110円を割ったら・・)」という心理なので、ラインにタッチした瞬間は少しだけ「買い」が優勢になります。

その瞬間(といっても数分は揉み合う)を狙うのがバイナリーオプションのレジサポライン攻略法というわけです。

チャートポイントになる値の探し方

さて、やっと本題です。

チャートポイントになる場所は、実はたくさんあります

ただ、その中でもより多くの市場参加者が心理的に気にするポイントが、大きく相場の転換点になったり、レジスタンスやサポートになったりします。

今回は、価格で見る基本的なチャートポイントの探し方についてお話ししたいと思います。トレードに役立ちますので、参考にしてください。

節目・大台

100円00銭とか110円00銭など10円刻みのポイントです。 要するに、キリの良い数値です。

やはり、利益確定の売りや買い、逆張りの買いや売りが出やすいことが多く、人間の数字に対する心理がよく出ているポイントだと思います。

節目はチャートポイント
例)ドル円 日足 100円の攻防

これは2013年の4月~5月に見せた、ドル円の100円の攻防です。結局この時は、約4週間100円をつけることに失敗しました。100円という大台を前に売り買いの攻防あり、売りの勢いが勝ったことがわかります。

2018年12月ドル円節目で売られる様子
例)ドル円4時間足 110円の節目目安で売りが入った様子

もう一点例を挙げます。 こちらは2018年12月頃のドル円4時間足チャート。 ドル円はどんどん上昇している状況で買いが強まっていましたが、110円を超えるか?という所でやはり一度売りが入り下落しました。 綺麗にラインが1度壁のようになっています。 よく見ると2回ラインにタッチした後、3回目は勢いよく突き抜けている事も分かります。 「売り」の勢力が力尽きて110円を超えたら買おうという勢力が加わり抜けた後はより上昇しています。

FXなら一気に上昇するタイミングで買いを仕掛けたいと思い、バイナリーオプションは110円の壁を利用してLOWを狙うという根本的な理屈がよく分かる為替の動きです。

前日高値・前日安値

前日の高値と安値は意識されやすいポイントです。前日高値・安値
例)2019年5月9日の前日高値・安値

2019年5/10のドル円チャートです。 朝、前日(5/9)の高値と安値に黄色いラインを引いておいた結果、再度安値ラインまで下落した際に、綺麗にタッチして跳ね返っています。

ズバリ!バイナリーオプションのような1分、2分程度の取り引きだと一番使えます。

当日の高値・安値

その日の中でも、高値・安値が意識されることがあります。特にもみ合いの時や、材料難の方向感が出ない時、ビッグイベント前などに、起こることが多いです。
当日の高値安値
2019年5月17日ドル円1時間足チャート

当日の高値・安値もチャートポイントの候補です。 ただ、少し注意が必要です。 例えば朝と夜ではマークした値への市場の意識が変わってきます(例:朝つけた高値がずっと更新されなければより高値として意識は強まる)。

上のチャートを見ても、安値は前日安値がずいぶん下の方にあるので、今日つけた安値を「とりあえずの最安値」として目安にしたくなる心理はなんとなくお分かりになると思います。

高値はどうでしょうか? なんとなく前日高値ラインで揉みあった際に上にはみ出しただけで、取引しようと待ち構えるラインとしては頼りなく感じます。

ただ、最新の高値・安値なのは間違いないのでチャートポイントの候補となるでしょう。

前日NY市場での高値・安値

前日高値・安値というと、東京時間につけた高値安値、ロンドン時間につけた高値安値の場合もありますが、市場の中心となっているNY時間での高値・安値も意識されます。
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表⑦:ユーロ円10分足

3月9日NY時間につけた高値124円88銭が翌日10日の東京時間に意識されていることが分かります。

※分かりづらいのでリニューアルで画像変更予定です。 前日の22時以降につけた高値安値の事です。 最高値であれば前日高値安値と同じになります。

前週高値・安値

前週の高値・安値も意識されやすいポイントです。
前週高値安値
例)2019年5月17日ユーロドル週足チャート

前週の高値と安値も意識されやすいポイントです。 毎週月曜日になったらMT4を週足にして1本前のローソク足の高値安値にラインを引き直すという作業をしていくと良いでしょう。

直近高値・安値

直近の高値や安値も変意識されやすいポイントです。
直近の高値安値
例)2019年5月7日ユーロドル週足

直近の高値安値と聞くと、単語の印象から少しだけ前の安値の事と勘違いしてしまわないよう注意です。 むしろ、大分昔の高値・安値が後々もチャートポイントとなるという話です。

例えば、下落が何日も続いていた場合、1時間足チャートで見ると下の方にいて、前週安値や前日安値を下に抜けてしまって最安値として表示される為、次の目安が見えない事が多いです。

その場合は、4時間足→日足→週足と広げてみます。 いつかは、今現在の値よりも低い値が出てきますので目安となります。 その中でも直近の高値・安値がポイントとなります。

上の画像を解説すると、週足にすると現在の値よりも安値をマークしているローソク足が過去には沢山あります。 その中でも、一番最近のローソク足が一番機能しやすいという事です。

何日にも渡って何度ももみ合っているポイント

何日にも渡って意識されているポイントは、その後も意識されやすいポイントになりやすいです。
チャートポイント
例)2019年5月17日ユーロ円1時間足チャート

だんだん曖昧になってきて、危険度は高まりますが、前日高値安値にも前週高値安値にも直近高値安値にもキリのよい値にも該当しないけど、なんとなくいつもここで揉み合うなという値があります。 上記の場合は恐らく一番左にあるローソク足の安値が前々日の安値だった等、何かしらの理由があると思いますが、抵抗を感じたらラインを引いてみて過去にも抵抗線として機能していたかを調べてみると良いでしょう。

色分けをしよう

ご紹介したチャートポイントは、それぞれよく機能するもの(強い・みんなが目安にする)とそうでないものがあります。 特に最後の「なんとなく何日も揉み合っている」というのは不確定要素が多いです。

前日高値安値はテッパンだから目立つ黄色、前週高値安値はあくまでも目安として赤色で、前日NY時間の高値安値は青色で・・という風に色を分けておくと5分足等で拡大した時に分かりやすいです。

※色の変更の仕方は、線上で右クリック→Horizontal Lineプロパティで色を変える事が出来ます。(もし右側に白い玉が無い場合は先にダブルクリック)

ラインを自動で表示させるインジケーターを使う

line
今までは、自分で見つけて自分で毎回ラインを手動で引く為のチャートポイントの見つけ方を解説してきましたが、自動で引いてくれるインジケーターも多数存在します。

まず、前日高値安値ラインを自動で引いて、近づいたらアラートでお知らせしてくれるという、シンプルなインジケーターが、ありそうでなかったのでオリジナルで作成しました。 名付けてHigh Low Alertです。

上記以外の複雑な計算方法によりレジスタンスラインとサポートラインを引くやり方もあるので、ご紹介します。

PIVOT(ピボット)値でのライン攻略

autopivotindicator
PIVOT値は、レジスタンスラインとサポートラインを見つける為の値です。

ちょっと複雑な計算方法で算出するので、こちらはインジケーターを利用すると便利でしょう。

海外の投資家がよく使っている事もあり、上記で紹介したチャートポイント以外の信頼性の高いラインを引く事が出来ます。

Pivot(ピボット)値を自動で生成するインジケーター

FractalSupportResistance

FractalSupportResistance
その名の通り、レジスタンスラインとサポートラインを自動で引いてくれるインジケーターがあります。

解説が英語だったのでよく分からないのですが、前日高値・安値ラインの他に、おそらく前週高値・安値等も色別で自動でラインを引いてくれるので初心者のうちはあると便利です。

まとめ

以上のように、テクニカルなチャート分析ができなくても、価格を利用したチャートポイントをトレード前にチェックしておくだけで、かなり有効なエントリーができると思います。

インジケーターのくだりで少し書きましたが、色んなシグナルツール・サインツールと呼ばれるインジケーター、オシレーター系等試した結果、「結局、前日高値と安値ラインだけで取引しよう」という風に優秀なトレーダーになればなるほど無駄な贅肉がそぎ落とされていくと言われています。