20140717c豪ドル=オーストラリアドル(AUD)の特徴を挙げていきます。

豪ドルは資源国通貨で高金利通貨で・・と特徴が大きい通貨です。 リスクオン・オフといった言葉にも関連が高くバイナリーオプション的に「こんな動きをしがち」というよりは、FX的に「こんなニュースが入ったからAUDが買われそうだ」等のファンダメンタルズ分析がしやすい通貨です。 極端に言えば、世界が平和な時は豪ドルは上がりがちというような特徴です。

豪ドルの特徴

高金利通貨として人気の通貨です

高金利通貨として、外貨預金やFXなど日本人投資家にとても人気の高い通貨です。 先進国が皆低金利政策を取っているので、金利差を狙ったマネーがオーストラリアに流入しているのです。 銀行に預けたお金が1年後には利息がちょっとだけつきますよね?日本円で預けるのではなくオーストラリアドルで預けておくと利息が高いという事です。 これは誰にでも身近な話で、例えば楽天銀行の口座を私は持っているのですがトップページの下の方に「外貨預金」という項目があります。ここをクリックすると今ある預金を「オーストラリアドル」で預けておくことが簡単に出来るのです。(ただし為替レートも変わるので金利云々よりも、まずそこで損する事もあります)

ちなみにオーストラリアは資源輸出国である一方、国内の経済も比較的安定しているので高金利通貨に預けるとしたら豪ドルが人気です。

リスクオン・リスクオフについて

高金利通貨と関連するワードで「リスクオン・リスクオフ」という言葉がFXではごく当たり前に使われています。 私たちは全く馴染みがないので何のことやらですよね・・ とりあえずリスクオンと豪ドルの関係は深く、リスクオン=豪ドル上昇とだけとりあえずは覚えておきましょう。 逆の解釈もしかり(豪ドルが上昇→今ってリスクオン相場?)で言葉だけ追っているとどっちが先なのかよく分かりません。人によって言う事も違うので。 なので、リスクオン=豪ドル上昇 これで今のところはOKです。

資源国通貨のため、株価に左右されやすい通貨なのが特徴です

資源国通貨とは? コモディティ通貨とも呼びます。 石炭、石油、金等の資源を主に輸出している国の通貨の事です。 原油の価格や金属等の商品価格に大きな影響を受けるのが特徴で、オーストラリアドルはこの資源国通貨の一つなのです。(相互関係、相関ってやつです) ユーロやドルに比べて特徴が違うのが分かりますね。

中国の要因で動きがち

オーストラリアは国内情勢以外にも中国の要因で動くことが多いです。これは、一番の輸出国が中国だからです。 なので中国(CND)の経済指標発表によって例えば一見関係なさそうなAUD/USDなんかにも動きがみられるという事です。

豪ドルで取引しましょう

日本の投資家の取引するペアは豪ドル/ドル、豪ドル/円、ユーロ/豪ドルあたりが人気の通貨ペアです。

何度か出てきましたが、リスクオン相場の時は買われ、リスクオフの相場の時は売られます。 RBAの要人発言、口先介入、自然災害などで変動があります。 とりあえずFX関連のニュースなどで「今はリスクオンだ」というような単語を見つけたら「じゃあ豪ドルが上昇中ね」と確認してみてください。

豪ドル/円(AUD/JPY)に注目

日本人投資家にはおなじみの通貨ペアです。1990年には120円台、2008年10月には55円を一時切ったこともあります。 高金利通貨のため、日本人投資家は特に「買い」から入る方が多い通貨です。もちろん、リスクオンの相場の時は、低金利の国からオーストラリアにお金が流れます。ただ、下がる時は、一気に下がることもありますので、覚えておきましょう。

一日の動き

・オセアニア時間は、ニューヨーク時間を引き継いで稀に暴れる場合があります。

・東京時間は、イベントを控えていなければ、日本株、中国株をにらみながらの展開となります。株価に注意しながら取引しましょう。

・オーストラリアは、オセアニア時間ではなく、東京時間に経済指標や政策金利発表がありますので、発表当日のその時間はしっかりと押さえておいてください。

・中国の経済指標発表も東京時間に行われますので、発表時間を把握しておきましょう。

・前場が終わり11:30~12:30は奇妙な動きをすることが多いので要注意です。

・後場終わり14:30~15:00に株価が一方方向に動くときがあり、それにドル円をはじめクロス円も連動することがあります。ただし、15:00になると、急に反対方向に相場が動き始めることも多いので注意してください。

・15:00以降、東京市場が閉まり、欧州の株価や欧州ネタに反応しますので、イベントのチェックが必要です。ユーロ/豪ドルや、豪ドル/ドルに影響されることもあります。

・21:00~21:15に15:00と同じように急に相場の雰囲気が変わることがありますので注意してください。

・21:30(22:30)、と23:00(24:00)は米国の指標発表がありますので、その前後は値の変動が大きくなります。*( )はサマータイム

・ユーヨーク時間になるとニューヨークダウや商品市況(特に石油)に影響されやすい通貨ですので、そちらにも目を配りましょう。