20151002c 為替相場の動きをニュースが伝える時に欠かせないのが「日経平均株価」という単語ですね。

現在、日経平均株価が下がればドル円も下がります。 つまり日経平均株価が下がれば、円は買われるという事ですよね。 何で? 株価が上がった、景気が良くなったら円の価値も上がって買われるんじゃないの?

そう、実はバブル期はそうだったのです。 しかし、現在は逆なのです。

これってどういう事なのでしょうか? それを解説していきます!

 

日経平均株価とは?

日本の株式市場の相場の動き全体を読み取る指標のことで、東証第1部に上場している中から選ばれた225銘柄の平均株価をあらわしているものです。 (日経225や日経ダウという呼び方もされて混乱しますが、同じです)

要は、トヨタとかソニーとか大手企業(最近だとファーストリテーリング(ユニクロの会社)の動きをよく耳にします)等、225社の株価の平均値です。

株価の平均値なので、日本の景気が良いのか悪いのか?の指標になるのはなんとなくわかっちゃいましたね。

為替との関係~連動するのは何故~

株価と為替どちらが先、ということは言えないのですが両者は常に連動して動いています。 株をやってる人は「為替につられて~」と言うしFXをやっている人は「株が上がったから~」と常に言ってます。

ここでは例として、円安を起点に考えてみましょうか。

円安になると、輸出企業にはメリットと考えられていますよね。外国にとって日本製品が安く買えることになるので、日本は製品を売りやすい。そして商品を売って得られたドルを円に換えたときには、より多くの円が得られることになります。

円換算したときの売上と利益が上昇するということは、企業の業績が上がるということになる。 業績が良くなると、その会社の株を買おうとする投資家も増えるため、株価が上がります。

また、直接は輸出に関わっていないとしても、株価が上がった関連企業の株価もたいてい連動して上がりますよね。

この動きが、「日経平均株価」を押し上げることになります。

株が下がったら円が買われるのは何故?

ん、さっきので分かったような分からなかったような。

例は一つの例にすぎないかもで、一般的に考えたら「日本の景気がいいなら円が買われそう~」ですよね。 という事はドル円は↓じゃないのか?

笑い飯の哲夫さんの勉強法である、「そこは逆」で、覚えておくのも一つの手ですがちゃんと追っかけてみましょう。

海外投資家が株とセットで円も売買するから逆になる

現在の株式マーケットでは、外国人投資家の比率が非常に多いのです。 保有する通貨も日本人から見れば外貨ですね。ドルなりユーロなりポンドなり。

日本株は外貨では購入できないため、日本株がほしい外国人投資家は日本円への両替が必要です。ただ、本当に両替をしてしまうと、株価の変動リスクの他に通貨の為替変動リスクまで発生することになるため、両替ではなく、日本株を買ったときと同じ金額分の円の売りポジションも同時に持つのが一般的なのだそうです。FXで言うところの「両建て」のようなものです。

日本株を売る時には、円の売りポジションも同時に解消するため、円には「買い」が発生することになります。

他のケースもあります。

外国の投資家が日本の株を買っていた場合、持っている株の株価が下がっていくと証拠金維持率が下がっていき、強制決済となってしまうことにもなりかねません。長期的に保有しておきたい株がこの強制決済にかかるのを避けたいため、証拠金維持率を上げるためにと、彼らは、円を買い増しして証拠金を増やすのだそうです。

外国人投資家は、株とセットで円も売買し、日常的に株価が上がれば円を売り、株価が下がれば円を買い、という取引を行うのが一般的なのだそうです。

また、皆さんもいま必死に学ぼうとしている「一般理論」に沿った市場参加者の思惑と行動も、ドル円を実際に上下させる原因となっています。

「景気が良くなれば株価も上がる、株価が上がれば円安になるはず、円安に向かうならドルを買おう。」「ドル円が上がっているから株価もこのまま上がるだろう、買い足そう。」

またはその逆で、「円高に傾いてきたから、輸出企業の業績は下降するだろう、今のうちに株を売っておこう。」「日経平均株価が下がってきたから円高になるだろう、ドルを売って円を買おう。」などという理論に沿って、多くの人が実際に売ったり買ったりしていることで、相場は上下しているのです。