
ストキャスティクスはオシレーター系のインジケーター
ストキャスティクスはオシレーター系のインジケーターです。
MACD、RSIと並ぶ3大「オシレーター系インジケーター」の代表格。
人気という事はそれだけ市場の多くの人が参考にしているという事です。
ストキャスティクスの使い方
オシレーター系のインジケーターは、「売られすぎ」「買われすぎ」を示してくれます。
- 上の80%という点線を上に超えたら買われすぎだからそろそろ下に落ちるでしょう(LOWを狙おう)
- 下の20%という点線を下に抜けたら売られすぎだからそろそろ上昇するだろう(HIGHを狙おう)
- 赤い線を青(緑?)い線がクロスしたら転換のサイン
という事を示してくれる、FXの場合は相場の転換の目安として使われるインジケーターです。
バイナリーオプションのような短期取引でも、例えば5分足で表示させても同じような使い方が出来ます。
相場は買われすぎたら売られる(下降↓)、売られすぎたら買われる(上昇↑)ので、この矢印の通りに取引をすればよいという事になります。
ストキャスティクスを検証
試しに、今現在80%の上にいてクロスして落ちようとしているのでこの後の動きを見てみましょう。
これから落ちるというサインなので、LOWを買えば良い事になります。 実際に落ちればストキャスティクスの示す通りです。
実際に、ストキャスティクスが示した売りのサイン通りにドル円相場は下落をしました。
MT4での設定方法
ストキャスティクスは有名なインジケーターなので、MT4以外のツールにも標準装備されている事が多いです。
MT4での設定方法は、インディケータ>オシレーター>Stochastic Oscillatorを見つけて右側にドラッグします。
MT4やMT5の場合は必ず入っていますからダウンロードやインストールをする必要がありません。
上のメニューで挿入→罫線分析ツール→オシレーター→Stochastic Oscillatorという手順でも導入できます。
設定値はデフォルトで
※参考動画
最初の設定はお約束通り「デフォルト」でOKでしょう。
2本のラインがストキャスティクスの人気の秘訣
数あるオシレーター系のインジケーターの中でなぜストキャスティクスが人気なのか?というと、二つの線で表示されるからだと私は思っています。
FXをする人は、2本の線が大好きです。 ゴールデンクロス・デッドクロスが大好きです。
何故なら、FXは値幅が利益になるので大きく動くタイミングが知りたいからです。
指標の細かい計算方法はさておき、ストキャスティクスには2本のラインはそれぞれ
- 赤・・%D線といいます
- 青・・%K線といいます
青の線が赤い線を追いかけるようにして推移していき、青の線が赤い線を抜けた時(交差した時)が買い時という移動平均線を二本いれたような使い方と、
20%以下の今が売られすぎだから買い時という二つの条件を一つのインジケーターで示すことが出来るので人気が高いのです。
つまり、
- 20%か、80%を超えていて
- 青い線が赤い線をクロスして転換してきた時
- 買いのサイン
という事です。
バイナリーオプションの場合でも、これから上昇するという事が分かっていれば、「上昇」という取引をするだけですからバイナリーオプションでも有効に使えるというわけです。
他のインジケーターと併用で使われることが多い
ストキャスティクスは「オシレーター系」のインジケーターですので、タイプの違う「トレンド系」インジケーターと併用して使われることが多いです。
実際に使ったレビュー・評価
使い方としては、国内業者の場合は1時間足単位で見て、例えば80%を超えて山を描いて下に向かいそうだなという時に、目標レートを設定してローを狙うという使い方が良いでしょう。
ただ、綺麗に落ちずにそのまま80%近くをウロウロする事も多々あります。 クロスもするかと思ったらしない・・みたいな動きをしてヤキモキします。
短期取引の場合は、エントリーポイントが曖昧で初心者がすぐに勝てるインジケーターではありません。
より具体的にどのタイミングで取引するのか
例えば、
20%より下まで来たら、↑上昇のサイン。しかもクロスしているからエントリーポイントだという事は分かったとして、
- クロスした時なのか
- 戻り始めたのを確認した時なのか
- 20%の点線という目安があってこれを超えた時なのか
あたりが明確ではありませんので、個人的な見解を
例えば、
- 相場が落ち着いている時
- ドル円相場の5分足で表示
- ハイローオーストラリアという業者の3分取引
という条件の場合は、2の戻り始めたのを確認した時が勝率高かったです。
例えばドル円5分足での1場面ですが1のあたりでLOWを買ったら、また上昇してきた時の負けパターンです。
意外と騙されることが多く、やはり多くの人がそうしているように他のツールと併用すると良いでしょう。
私は結局あまり参考にならず外してしまいました。
ストキャスティクスは角度が鋭角な時が真の狙い目説
追記で、ストキャスティクスの角度が鋭角な時を狙おうという説があります。
黄色い四角で囲った時のように、青い線が鋭角にするどく突っ込もうとしている時が真の狙い目だという説です。
確かにこのような角度をつけてクロスしようとする場合と、緩やかな場合がありますが今現在、正に鋭角に下に向かっています。
つまり、今がチャンス!!という事です。 この後の経過を追ってみましょう。
ちなみにこの時のローソク足やボリンジャーバンドの様子も同時にご覧ください。
ボリンジャーバンドは上のラインにタッチした時が反転のサインなので、タッチしていない今はサインが出ていない状態です。
ストキャスティクスはシグナルサインを出しています。
その後、ストキャスティクスが示すように落ちてきました。
このように「本当にその通り動いた」という経験を重ねると妄信するので、この手法を強く推している人もたくさんいます。
ただ、鋭角な時こそ買いという理屈も、FXの「より多く儲けるポイント(大きく下落する)を探す」という視点から来ているので短期取引では使いづらかったです。
国内業者の場合は視点としてはかなり良く、また幾つかのインジケーターを組み合わせて条件を絞っていくことが攻略に繋がるので、ストキャスティクスが鋭角にクロスした時だけ信じるという条件として追加する事は一つの手です。
以下は、当サイトのオススメインジケーターです。
FXやバイナリーオプションで使える前日高値と安値で自動でラインを引いてくれるインジケーターアラート機能付き無料ダウンロードページです