
2013年11月に日本ではバイナリーオプションの取引方法に関して規制が入り、大幅にルールが変更になりました。
今となっては新しい取引ルールの方が一般的ですので、昔はどうだったのか?を振り返る記事として参考にしてみましょう。
また、海外バイナリーオプションの取引ルールを以前は国内でも採用していたという事実も記録として残しておきたい所です。
規制前の国内バイナリーオプション
GMOクリック証券を例に挙げてみます。
こちらが2013年のGMOクリック証券のバイナリーオプションの取引画面です。
取引ルールは、
- 11:15~11:25の間がエントリー受付時間
- 11:25の値から10分後の、11:35の値が、円高なのか?円安なのか?(高いか低いか)を当てる。
- レートは均一で1.85倍。
- HIGHでもLOWでもない、ハズレのゾーンがある。
というものでした。 これは現在も海外業者にある取引方法HIGH-LOWと同じという事にお気づきでしょうか。
2019年の海外業者ソニックオプションの取引画面。 受付時間中に、14時30分~15分後は高いか?低いか?を当てる取引です。
つまり、国内バイナリーオプションも規制前は海外業者と同じ取引方法だったという事です。
しかし、知識の無い人が、「高いか?低いか?2分の1で賭けて、当たったら2倍近くの利益になるってギャンブルじゃないか?」
と、言いだしました。 そんな事を言ったらFXはもっとギャンブルです。 この動きが広がると、「それいったら、FXもギャンブルじゃないか?」と言う人が少なからず出てくる。
FXに矛先が向かわないように規制を設けたのが2013年11月の出来事だったという歴史があります。
規制後の国内バイナリーオプション
規制後の国内バイナリーオプションは、国内と海外の違いや、やり方の記事でも書いていますが上記と比較する為に再度おさらいしてみましょう。
規制後の国内バイナリーオプションの最大の特徴はペイアウト倍率が一律ではなくなったという事です。
- 目標レートという値があります。(番号1番に注目) 例えば現在、110.620円が選択されています。
- 15時の時点で、目標レートよりも高いか?低いか?なので、多くの人は高くなりそうと予測するのではないでしょうか
- 次に番号2番に注目してください。 「円高↑」なので低いというボタンです。 当たりやすいのでペイアウト率が1.22倍となっています。
- 見方を補足すると、1枚1000円で払い戻しを受けるチケットをいくらで買うか? というものです。現在なら819円で1枚買い、当たれば1000円になるという事です。
- 外れればチケットは0円になります。
- 明らかに勝てる場合は大体1000円で買って1000円で払い戻しの倍率1.0倍となります。
- 2時間単位で区切られているので、始まったばかりの場合は2時間後を当てる事になる。
規制前と比べてギャンブル性が無くなったかというとそうでもなく、競馬とギャンブルシステムとしては変わらないのですが、ペイアウト倍率を変動させる事で、いかにもレートに応じて取引をする為替取引という印象を与える事に成功しました。
せっかく予想が当たってもその場合はペイアウト倍率が少なくなるので、人気は下がりましたが、雇用統計等の大きく変動が見込める時や、目標レートがレジスタンスラインやサポートラインと合致する時等は海外よりも効果的な場合があるので口座に残高を残しておいて時々取引をするという使い方はオススメです。
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