山手敏郎

新年早々、国内でもほとんど正月モードだった1月3日午前7時37分ごろドル円が久々にフラッシュクラッシュともいうべき瞬間暴落に見舞われることとなってしまいました。

為替用語の一つとして、フラッシュクラッシュについて解説します。

フラッシュクラッシュとは

フラッシュクラッシュ
ドル円5分足 1月3日暴落時

フラッシュクラッシュとはその名の通り、瞬間的に株価等が暴落する事です。 要因はその時によって違います。

例えば、2019年の新春早々にクラッシュが起きた要因は複合的なもので、決して一つの材料だけから起きたものではなさそうです。

とにかくNYタイムとお休みの東京タイムのはざまを狙ってほとんど取引のない時間帯を縫って大きな売りがでたことに起因して相場が予想外に下がってしまい、その動きに連動するようなアルゴリズムの動きが売りを加速させたものであろうというのが巷の見解になりつつあります。

きっかけはアップル株の下落だという話もでていますが、直接的にアップルの株が売られたから円高になったというのはいささか拙速すぎで、下押しを狙った向きがなにかきっかけとなる材料を探していたことだけは間違いなさそうです。

こうした突発的な為替相場の下落がドル円に起きたのは久々の感がありますが、テクニカル的にも昨年8月の109.77円レベルを下抜けたことから多くの市場参加者が相場の三角持ち合いからの下抜けを狙っていた可能性は高そうです。

まとめ

フラッシュクラッシュとは、為替における急激な下落の事です。