山手敏郎

いよいよ2019年相場がスタートします。 あけましておめでとうございます。

海外勢は本日2日から本格的にスタートしますので、本邦勢がまだお休みの間に相場が動き出す可能性があり、正月といえども相場の動向を常にチェックする必要がありそうです。

昨年のドル円は年間でもとうとう10円未満の値幅となりもっとも動きの少ない年となりましたが、それでも相場はかなり難しく、特に後半は日米の株価の大変動のおかげで非常にその動きがわかりにくくなる時間帯があり、年末にはまさかの110円割れのレベルまで下落していますから、それなりに相場でやられてしまった個人投資家の方も多かったのではないでしょうか。

ドル円週足 2018年
ドル円週足 2018年

2019年はいよいよ暴落リスクに備える年

2018年末から株式相場を中心にどうも様子がおかしい展開が本格的に示現しはじめていますが2019年はリーマンショックから実に11年目にあたり、米国の景気拡大もすでに120か月に到達していることから大きな下落調整や、それを超える暴落に見舞われる可能性が極めて高くなっており、FXトレードをされる個人投資家の方はとにかく損失に対する徹底した防御策をとれるかどうかが市場に生き残れるかどうかの大きな分かれ目になりそうです。
国内でFX取引をする個人投資家のほとんどが自らストップロスをおかずに売買をしているようですが、ひとたび暴落がおきれば強制ロスカットすら執行されずに証拠金を超える損失が発生し想定外の多額の追証を請求されるというリスクも生じることになります。この追証については店頭FX業者の相対契約の約款にしっかりと書かれており、支払を避けることはできないのが実情です。こうしたことからまさかの暴落にもしっかり対応できる方法というものを2019年の取引ではそうとう厳密に考える必要があるのです。

損失も利益も最初からわかるバイナリーオプションに注目

こうした取引リスクが高まる中にあって、個人投資家が行えるのはとにかく証拠金を無闇に減らさないことが重要といえます。利益はいくら考えても時の運という部分が結構あり、自らコントロールすることはほとんど不可能な状況ですが、損失だけは個人投資家が唯一実施できるリスク管理法となるので、とにかく通常の取引ならいかにストップロスをおいて暴落に巻き込まれないかが極めて重要になるのです。
そんな中でもうひとつ賢い取引法として注目されるのがバイナリーオプションです、バイオプはあらかじめ損失に伴うコストもはっきりしていますし、利益も投資する時点で明確になっていますから、FXにおける損失リスク管理としてはかなり秀逸な投資法なのです。これまではこうした視点でバイナリーオプションを評価するという投資家はほとんど存在しなかったかも知れませんが、2019年については重要な防御的取引ツールとしてバイオプを積極的に活用する方法を考えてみるのがお勧めとなります。

プロの投資家もリスクヘッジの手法としてオプションをかなり利用していますが、相場がどちらに動くか判らないときやまさかの時の利益獲得法としてオプションをさらに研究していくというのは個人投資家にとっても相当重要な年になりそうです。
ドル円などは年間を通じてほぼ全体時間の8割程度はレンジ相場でほとんど大きなトレンドがでることはないため含み損を抱えても損切をしないでそのまま待ち続けているとなんとか回復して損を解消できたという話をよく聞きますが、こうしたやり方を日頃から行っていますと実は暴落時にとんでもない損失を抱えることになってしまうのです。FX取引はその都度結果に対して決着をつけていくという姿勢が極めて重要です。そういう意味でもバイナリーオプションの利用はかなり明確でリスクも限定的な安全取引法として注目されることになりそうです。