
ギャンブルで用いられる投資法(賭け方)をバイナリーオプションにも応用できるのか?シリーズです。
今回は「ハーフストップ法」というものについて解説したいと思います。
結論から先に申し上げるとバイナリーオプションには該当しにくいです。その理由も含めて記事をお読みください。
ハーフストップ法とは
ハーフストップ法は、ギャンブルにおける賭け方(取引金額を替える方法)ではありません。
分類としては「資金管理法」になります。
ハーフストップ法とは、最大利益の半分まで利益が減ったら終了する。
というギャンブルで用いられるやめ時を予め決めておくという考え方です。
- 例えば軍資金が10万円だったとします。 ※この後、負けて減る場合はハーフストップ法は使えません。
- 勝ちが続き、30万円まで増えたとします。 ※この時、利益は30万-10万=20万円です。
- その後、いつがやめ時なのか? 利益の20万円のうち、半分(10万円)減って残高20万円になったらストップしようという決まりにします。それがハーフストップ法です。
- 一時期は30万円になった残高が20万円まで減ると心理的に熱くなるので、より損失を出す事を防げます。
- 確実に、10万円が利益になります。
- 残高が20万円まで減る前にまた勝ちが続き、残高が40万円まで増えるケースもあります。 この場合は利益が30万円なので、半分の15万円の利益が減るまで続けます。
非常に簡単な手法ですが、実行するのは難しいものです。
ギャンブルよりもFXの方が広く使われている
実はハーフストップ法はギャンブルよりも、FXの方がよく使われます。
ギャンブルよりもFXの方がより、損切り・利益確定の見極めが非常に重要になってきます。
例えば上昇する前に「買い」で大きく跳ね上がり利益が出たとします。 もっと上がると予測して決算を見合わせているうちに大きく下がってきました。 待っていればまた上がるかもしれない・・そう思いたくなるのが心理です。 しかし、ハーフストップ法を実践していれば利益幅が半分に減った時点で強制決算です。 利益確定です。 結果的に、もっと下がって利益が無くなる事を避ける事が出来ました。 正にこの図がハーフストップ法がしっかり機能した形といえるでしょう。
バイナリーオプションでハーフストップ法は使えるのか
バイナリーオプションは、1回1回の取引で、損切や利益確定のタイミングが強制的に決まっている事が最大の特徴です。
ですので、取引単位でハーフストップ法を使う事はありません。
バイナリーオプションに当てはめるとしたら出金のタイミングに適用する事になります。
例えば、ハイローオーストラリアに入金をして資金10万円から始めて20万円になりました。 その後、15万円まで減ったからそこで出金しよう。
というのがバイナリーオプションでハーフストップ法を適用したケースです。 しかしこれは違います。
バイナリーオプションは勝ったり負けたりを繰り返しつつも、勝ちの方が少しだけ上回り徐々に増えていくのが正常の取引ですので相性が良くありません。