
ギャンブルに用いられる投資法を、バイナリーオプションの攻略に当てはめられるのかという検証記事です。
今回は、ダランベール法について解説します。
バイナリーオプションでも使えるのか?使えないのか?
ダランベール法とは
ダランベール法はギャンブルの賭け方の方法の一つです。 類似方法としてマーチンゲール法等があります。
ダランベール法は、フランスの数学者・物理学者・哲学者のジャン・ル・ロン・ダランベールが開発したと言われる手法です。
具体的な賭け方は以下の通りです。
- 負けたら掛け金を1増やす
- 勝ったら掛け金を1減らす
1という数値が分かりづらいですが、1000円の賭けなら、1000円増やすという事です。
1度負けたら次の賭け金が倍になるのはマーチンゲール法と同じですが、2連敗した場合、次は3000円なのでマーチンゲール法より少しソフトです。
勝ち、負けが交互になる場合はさほど効果が出ませんが、連敗・連勝が続く時に、原点近くをキープしやすい手法と言われていますが実際どうでしょう
シミュレーションしてみましょう
回数 | 勝敗 | 掛け金 | 収支 |
---|---|---|---|
1 | 負け | 100円 | -100円 |
2 | 負け | 200円 | -300円 |
3 | 負け | 300円 | -600円 |
4 | 負け | 400円 | -1,000円 |
5 | 負け | 500円 | -1,500円 |
6 | 勝ち | 600円 | -900円 |
7 | 勝ち | 500円 | -400円 |
8 | 勝ち | 400円 | 0円 |
9 | 勝ち | 300円 | +300円 |
10 | 勝ち | 200円 | +500円 |
負けが続くと次回の金額が大きくなっていくということで、連敗後の勝ちで大きく取り戻すという方法ですが、6回目を見ると一度勝っても、これまでの負けを取り戻してはいません。
これが大事な事で、ギャンブルは一度の賭けを取り戻そうとする心理が破滅へ向かわせます。
負けが続いて、賭け金が大きくなり、万が一また負けるとダメージが大きすぎる事がギャンブルの怖さなのです。
何も考えずに挑むよりはルールが決まっている分有効かなとは思いますが、オススメ出来るものではありません。
実は本当にご紹介したいのはこの逆の手法である逆ダランベール法です。
わかりやすくするためにまずはダランベール法を解説しました。
逆ダランベール法とは
次は逆ダランベール法について解説したいと思います。
具体的な掛け方は以下の通りです。
- 勝ったら賭け金を1増やす
- 負けら賭け金を1減らす
ダランベール法とまったく逆です。
逆の方が、勝っている時は運が向いているから賭け金を増やして強気に行こう。(しかも1度勝っているので収支がマイナスにならずに済む)、負けている時は大人しくしようというやり方なので、ギャンブル漫画等でもよくこういうやり方は肯定的に描かれている事が多く、こちらなら私も賛成できます。
シミュレーションをしてみましょう
回数 | 勝敗 | 掛け金 | 収支 |
---|---|---|---|
1 | 勝ち | 100円 | +100円 |
2 | 勝ち | 200円 | +300円 |
3 | 勝ち | 300円 | +600円 |
4 | 勝ち | 400円 | +1,000円 |
5 | 勝ち | 500円 | +1,500円 |
6 | 負け | 600円 | +900円 |
7 | 負け | 500円 | +400円 |
8 | 勝ち | 400円 | +800円 |
9 | 勝ち | 500円 | +1,300円 |
10 | 勝ち | 600円 | +1,900円 |
このような場合は、連勝で掛け金を増やしていき収支が大きくなっていきます。 ポイントは100円で始めて3連勝すると+600円となり、その次の賭け金は倍では無く400円なので負けても全てがチャラにならない点です。
一度負けた場合は掛け金を減らし、また勝ちが続くと掛け金が増えていっているのがわかると思います。
グッドマン法の記事と重複しますが、為替の動きはギャンブル以上にテクニカルツール通りの動きをする時間帯が存在しますので、勝てる時は大きく、負ける時は少なくするという賭け方(取引き)は悪くないと思います。
個人的にはバイナリーオプションでは取引金額を変えずに勝率を上げる事だけに集中した方がシンプルで良いと思いますが、物足りないと感じる方・ついつい熱くなってしまう方にはオススメ出来る方法です。